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証券会社

SBI証券vs楽天証券NISA徹底比較【2026年版・どちらがおすすめ?】

SBI証券と楽天証券のNISA口座を手数料・商品数・ポイント・使いやすさで徹底比較。あなたに合う証券会社の選び方を解説。

マネーSIM編集部

FP2級・証券外務員一種 | NISA・資産運用・税制専門

比較の前提:SBI証券も楽天証券もどちらも優良

「NISAはSBI証券と楽天証券のどちらで開設すべきか?」はNISA投資家の間で最も多く議論される問いの一つです。結論から言えば、どちらも国内トップクラスのネット証券であり、投資信託の手数料や取扱銘柄数において大きな差はありません。重要なのは「自分の生活スタイルや使っているサービスに合っているか」です。

SBI証券は三井住友カードとの提携でクレカ積立のポイント還元が充実しており、IPO取扱数でも国内最多水準を誇ります。楽天証券は楽天カード・楽天銀行との連携が強固で、楽天ポイントを活用した投資が可能です。どちらも口座開設・維持費・投資信託の売買手数料は無料です。

NISA口座は金融機関を問わず1人1口座のみ開設できます。途中で変更する場合は年単位(翌年1月以降)での手続きが必要です。慎重に選びましょう。

手数料・取扱商品の比較

比較項目SBI証券楽天証券
口座開設・維持費無料無料
投資信託売買手数料(NISA)無料無料
取扱投資信託数約2,600本以上約2,600本以上
積立投資枠対応ファンド数284本279本
国内株式個別株売買無料(現物)無料(現物)
IPO取扱銘柄数(年間目安)国内最多水準(80〜100銘柄)30〜50銘柄程度
米国株・ETF取扱豊富(5,000銘柄以上)豊富(4,000銘柄以上)
最低積立金額100円100円

主要な低コストインデックスファンド(eMAXIS Slimシリーズ、SBIシリーズ、楽天シリーズ)はどちらの証券会社でも購入可能です。純粋な手数料・商品ラインナップだけで比べれば、差はほとんどありません。

ポイント還元率の比較

証券会社対応カード還元率月上限額
SBI証券三井住友カード(通常)0.5%10万円
SBI証券三井住友カードゴールド(NL)1.0%10万円
SBI証券三井住友カードプラチナプリファード3.0%(上限あり)10万円
楽天証券楽天カード(通常)0.5%10万円
楽天証券楽天ゴールドカード0.75%10万円
楽天証券楽天プレミアムカード1.0%10万円

高還元を狙うなら、SBI証券×三井住友カードプラチナプリファードの組み合わせが最大3%と突出しています(ただし月1万〜10万円の積立に対し最大3%は上限あり)。年会費を考慮した実質還元率で比較することが重要です。

楽天証券は楽天市場でのお買い物でSPUポイントアップが受けられるため、楽天市場をよく使う人には楽天証券を保有していること自体がポイント還元率向上につながります。

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UIと使いやすさ

SBI証券のUI

SBI証券はPC向けのウェブサイトが機能豊富な反面、情報量が多くやや複雑に感じる場面があります。一方でスマートフォンアプリ「SBI証券 株アプリ」や投資信託専用アプリは操作しやすく改善されています。積立設定や保有資産の確認はアプリ経由で行うのがスムーズです。

楽天証券のUI

楽天証券のアプリ「iSPEED」はシンプルで直感的な操作性が評価されており、投資初心者でも迷わず積立設定ができます。ウェブサイトも情報が整理されており、NISAの積立状況や年間投資枠の残額がひと目でわかる設計になっています。

UIの好みは個人差があります。どちらの証券会社も無料で口座を開設できるため、実際に使ってみて使いやすいほうをメインにするのも現実的な選択です(NISA口座は1社のみ)。

結論:どちらを選ぶべきか

こんな人におすすめ
楽天カード・楽天銀行をすでに使っている楽天証券
楽天市場でよく買い物をしてSPUを上げたい楽天証券
楽天ポイントをそのまま投資に回したい楽天証券
三井住友カードゴールド(NL)を持っているSBI証券
IPO投資に興味があるSBI証券
米国個別株・ETFを幅広く取引したいSBI証券
どちらのカードも持っていない・これから作るどちらでもOK(年会費で判断)

長期積立NISAの目的だけで比べれば、どちらの証券会社でも結果に大きな差は生まれません。最も大切なのは「早く始めて長く続けること」です。自分が使い慣れたサービスや生活圏と相性の良い証券会社を選んで、積立を継続しましょう。

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【実例】2人の比較で見るSBIと楽天の違い

同じ月5万円・年率5%でNISAを始めた場合でも、どの証券会社を選ぶかでポイント収入が変わります。楽天経済圏ユーザーの山村さんとSBI証券を選んだ高橋さんの10年間のポイント収入を比較します。

比較項目山村さん(楽天証券×楽天カード)高橋さん(SBI証券×三井住友ゴールドNL)
月積立額月5万円月5万円
クレカ還元率0.5%(楽天カード無料)1.0%(ゴールドNL・年会費実質無料)
年間積立ポイント3,000楽天pt6,000Vpt
10年間の積立ポイント合計30,000楽天pt60,000Vpt
楽天市場でのSPUアップあり(投資信託保有で+0.5倍)なし
楽天市場の年間利用額×SPU差年5万円利用で+250pt/年
投資元本(10年・年5%)約777万円約777万円(同じ)
実質ポイント差(10年累計)高橋さんが約30,000pt多い

10年間のポイント差は高橋さんが約3万pt(約3万円相当)多い計算です。ただし山村さんは楽天市場でのSPUアップで月500〜1,000pt稼ぐため、楽天市場ヘビーユーザーなら実質的なポイント収入では逆転する場合もあります。どちらも「投資元本は同じ」という点が重要で、証券会社によって老後の資産が大きく変わるわけではありません。

三井住友カードゴールド(NL)の「年会費永年無料」条件(年100万円以上の利用)を達成すれば、年会費5,500円がかからなくなります。毎月8.3万円以上をカード払いしている人なら条件をクリアできます。ただし2026年3月の変更でNISA積立額は年100万円利用の集計に含まれないため、カードの通常利用で100万円に到達する必要があります。

証券会社の乗り換え:注意点と手順

「SBIから楽天に変えたい」「楽天からSBIに乗り換えたい」という相談は非常に多いです。NISA口座の乗り換えには制約があるため、事前に正しく理解しておきましょう。

ステップ内容注意点
①変更申請のタイミング当年に買付がある場合は翌年から変更可能当年(1〜12月)に1回でも買付があると、その年は変更できない
②変更手続き移転先の証券会社で変更申請(10〜11月頃推奨)翌年1月から新口座で取引できるよう年内完了が必要
③保有資産の扱いNISA口座で保有中の投資信託は移管不可売却して現金化するか、非課税口座→課税口座へ移管
④非課税枠の扱い移管時に売却した分の枠は翌年以降復活売却した年に同額を新口座で買い直せる(年間枠範囲内)
⑤空白期間手続き中は新規買付ができない期間が発生10〜11月に申請すれば通常12月中に完了し1月から再開可能

保有中のNISA資産(投資信託)は証券会社間で移管できません。「SBIで保有しているオルカンを売らずに楽天に移す」ことは現行制度ではできません。乗り換えの際は①既存保有資産を売却せず旧証券会社の課税口座で保持、②新NISA口座で新たに積立を始める、という方法が一般的です。

証券会社の乗り換えを「ポイント還元率の差」だけで頻繁に行うのは推奨しません。乗り換え作業中の積立空白期間や手続きの手間を考えると、最初から自分に合った証券会社を選ぶことが最善です。

どちらの証券会社でも買える主要ファンド一覧

「SBIと楽天でファンドの選択肢が大きく違う」という誤解がありますが、主要な低コストインデックスファンドは両社でほぼ同じです。

ファンド名信託報酬SBI証券楽天証券
eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)0.05775%
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)0.09372%
SBI・V・S&P500インデックス0.0638%×(楽天では購入不可)
楽天・オールカントリー株式インデックス0.0561%×(SBIでは購入不可)
楽天・S&P500インデックス0.077%×
eMAXIS Slim先進国株式インデックス0.09889%
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)0.143%

SBI証券ではSBI・V・S&P500(0.0638%)という独自の最安ファンドが、楽天証券では楽天・オールカントリー(0.0561%)という独自の超低コストファンドが買えます。逆に言えば、SBIユーザーは楽天・オールカントリーが買えず、楽天ユーザーはSBI・V・S&P500が買えません。ただしどちらも信託報酬の差は0.01〜0.02%未満で、30年保有しても最終資産の差はほぼわずかです。

まとめ:SBI vs 楽天の最終判定

SBI証券と楽天証券を選ぶ基準を最終的にシンプルにまとめます。

  • 楽天カード・楽天市場・楽天銀行をすでに使っている → 楽天証券一択
  • 三井住友カードを持っている・これから作る → SBI証券(ゴールドNLで1%還元が最もコスパ良し)
  • IPO・米国個別株も積極活用したい → SBI証券(取扱数・銘柄数ともに優位)
  • どちらも使っていない → 初心者はSBI証券(総合力)、楽天ユーザーは楽天証券
  • 年間ポイント差(月10万円):ゴールドNLなら年12,000Vpt vs 楽天カードなら年6,000楽天pt
  • 投資の成果は証券会社の差ではなく「継続期間と積立額」で決まる

よくある質問

Q. SBI証券と楽天証券、NISAでの投資信託取扱数の差はありますか?

A. どちらも2,600本以上の投資信託を取り扱っており、人気の低コストインデックスファンドはほぼ同じラインナップです。積立投資枠対象ファンドも両社220〜230本以上で大きな差はありません。

Q. NISA口座を後から別の証券会社に移せますか?

A. 移管は可能ですが、同一年内での変更はできません。翌年1月以降の適用となるため、手続きは前年中(10〜11月頃)に行う必要があります。また保有中の資産はNISA口座のまま移せず、一度売却して新口座で買い直す形になります(非課税枠の消費に注意)。

Q. クレカ積立のポイント還元率が高いのはどちらですか?

A. 三井住友カードプラチナプリファードを使ったSBI証券の積立が最大3%と最高水準です。ただし年会費3.3万円が必要なため、実質還元を試算してから判断しましょう。年会費無料のカードで比べると両社0.5%で同水準です。

Q. IPO投資もNISAでできますか?

A. はい、成長投資枠でIPO株を取得することができます。IPO取扱数はSBI証券が国内最多水準のため、IPO投資を重視するならSBI証券が有利です。

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