NISAでETFを買うメリット・デメリット
ETF(上場投資信託)は証券取引所に上場されている投資信託で、株式のようにリアルタイムで売買できます。NISAの成長投資枠ではほとんどの東証上場ETFを購入できます。投資信託との違いを理解した上で、どちらが自分に向いているかを判断しましょう。
| 比較項目 | ETF | 投資信託(インデックスファンド) |
|---|---|---|
| 買い方 | 証券取引所でリアルタイム売買 | 1日1回の基準価格で購入 |
| 積立設定 | 定期積立に対応している証券会社が限られる | 自動積立が容易 |
| 信託報酬 | ETFによってはファンドより低いものもある | 低コストのものが充実(0.05%〜) |
| 最低購入金額 | 1株単位(数千円〜数万円) | 100円から購入可能 |
| 分配金 | 多くのETFは定期分配あり(再投資はしない) | 再投資型・受取型を選択可能 |
| NISA積立投資枠 | 一部対応のみ(証券会社による) | 積立投資枠の対象商品が多い |
積立投資枠でETFを購入できる証券会社・対応ETFは限られています。毎月定額で積み立てたい場合は、インデックスファンドの方が設定しやすい場合が多いです。
NISAの成長投資枠でおすすめ東証ETF一覧【2026年版】
国内株式ETF
| コード | 名称 | 信託報酬 | 配当利回り目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1306 | NEXT FUNDS TOPIX連動型ETF | 0.066% | 約2% | 国内最大規模ETF・TOPIX全銘柄に連動 |
| 1330 | 日経225連動型上場投資信託(野村) | 0.22% | 約2% | 日経平均225銘柄に連動。歴史ある老舗ETF |
| 1489 | NEXT FUNDS日経平均高配当株50指数連動型 | 0.308% | 約3.5〜4.5% | 高配当株50社。配当収入を非課税で受取 |
全世界・先進国株式ETF
| コード | 名称 | 信託報酬 | 配当利回り目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 2559 | MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 | 0.0858% | 約1.5% | 東証版オルカン。国内ETFで全世界に分散 |
| 2558 | MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 | 0.0858% | 約1.5% | 東証版S&P500。低コストで米国大型株に投資 |
| 1657 | iシェアーズ・コアMSCI先進国株ETF | 0.11% | 約1.5% | ブラックロック運用。MSCI世界(日本除く)に連動 |
国内REIT(不動産)ETF
| コード | 名称 | 信託報酬 | 配当利回り目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1343 | NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型ETF | 0.176% | 約3〜4% | 東証REIT指数全体に投資。配当利回り高め |
| 1488 | ダイワ上場投信−東証REIT指数 | 0.155% | 約3〜4% | 低コストのREIT系ETF |
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ETFとインデックスファンド、NISAではどちらが有利?
NISAでETFとインデックスファンドのどちらを選ぶかは、運用スタイルによります。
| 選択肢 | 向いている人 | 理由 |
|---|---|---|
| インデックスファンド(投資信託) | 初心者・定期積立したい人・100円から始めたい人 | 積立自動化が容易。最低100円から。クレカ積立でポイント獲得できる |
| ETF | まとまった資金を一度に投資したい人・配当収入を重視する人 | リアルタイム売買。高配当ETFは分配金が充実 |
| 両方を組み合わせ | 積立+余剰資金の活用をしたい中級者 | 積立は投資信託、一括投資や高配当はETFと使い分け |
信託報酬は東証ETF(2558: 0.0858%)より投資信託(eMAXIS Slim S&P500: 0.09372%)が少し高い場合がありますが、差はごくわずかです。初心者なら積立しやすいインデックスファンドを優先し、慣れてきたらETFも検討するのが現実的です。
ETF購入時の注意点
- 「乖離率」に注意:ETFは市場での売買価格と基準価格が乖離することがある。乖離率が高い時間帯を避けてザラ場(午前・午後の中間帯)に購入するのが一般的
- 「出来高(流動性)」を確認:出来高が少ないETFは売買できない・スプレッドが広がるリスクがある
- 「分配金の再投資」は自分でする必要がある:ETFの分配金は自動再投資されないため、受け取ったら自分で再投資を設定する
- 「積立投資枠でのETF購入」は証券会社・銘柄が限定:定期積立できるETFは少ない
よくある質問
Q. NISAでETFを買うのとインデックスファンドを買うのは何が違いますか?
A. 主な違いは「売買方法」「最低購入金額」「積立のしやすさ」の3点です。ETFは株式のようにリアルタイムで売買でき、インデックスファンドは1日1回の基準価格で購入します。少額から積立したい場合はインデックスファンド、まとまった資金を一括投資したい場合はETFが向いています。
Q. VOOやVTIなどの米国ETFはNISAで買えますか?
A. 米国上場のETF(VOO・VTI等)はNISAの対象外です。NISAでETFを購入する場合、東証(日本市場)に上場している国内ETFに限られます。同様の投資をしたい場合はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)など国内の投資信託を利用してください。
Q. NISAのETF分配金は非課税になりますか?
A. 成長投資枠(または積立投資枠の対象ETF)で保有するETFの分配金は、NISA口座内で受け取る場合は非課税です。ただし配当受取方法を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。